更新日:
1.シェーブルチーズ(山羊乳チーズ)
ヴァランセ原産地:フランス・ベリー地方
木炭粉をまぶしたピラミッド型の個性的なチーズ
木炭粉がまぶされた表面は熟成とともにカビがおおう。中はクリーム色で、締まっているがもろい。山羊臭さをアクセントに、マイルドな味わい。 固形分中乳脂肪は45%以上。熟成は1か月。季節は春~秋。エジプト遠征に失敗したナポレオンがピラミッド型のチーズを見て怒り、先蹴を切り落としたという説、ヴァランセ城主自ら切った説もある。ワインは辛口の白か軽い赤。
プリニー・サン・ピエール
原産地:フランス・ベリー地方
エッフェル塔の異名をもつかわいらしい形のチーズ
表皮は若いうちは白っぽいが、熟成が進むにつれて黄色味を増し、次第に複雑な茶褐色に変化。白色の中身はきめ細かいが、やわらかく崩れやすい。 山羊乳の臭さはわずかで、酸味があって、熱成とともにコクが増してくる。オードブルやデザートに。固形分中乳脂肪は45%以上。その形状からエッフェル塔の異名をもつ。ワインは辛口の白かライトボディの赤が合う。
セル・シュル・シェル
原産地:フランス・ベリー地方
表皮に木炭粉をまぶしたタイプ。そこを力ビがおおい、乾いた感触がある。中はきめ細かくなめらかな白色の肌。軽い酸味とクルミのような香ばしい味わいがある。熟成するにつれてその風味もいっそう増してくる。普通は皮を外して、オードブルやデザートに使う。固形分中乳脂肪は45%以上。熟成は3週間。辛口の白ワインや、フルーティな赤ワインがおすすめ。
ピコドン
原産地:フランス・ドフィネ地方
小ぶりだがピリッと辛い。フランスを代表する山羊乳チーズ
ピコドンとは辛いを意味するブロヴァンスの古語、「ピ力ン」からきている。熟成が進むにつれてピリッとした刺激的な味を増し、このチーズの個性が生まれる。外側は乾いていて、中も比較的ドライ。身は引き締まりきめ細かだ。オリーヴオイル漬けにする保存法もある。オードブルやデザート、軽食に。固形分中乳脂肪は45%以上。熟成は1~3か月。ワインはコクのある赤か白。
ピラミッド
原産地:フランス・ベリー地方
白と黒のツインで楽しめるおしゃれなチーズ
白力ピタイプと、木炭粉をまぶした黒タイプの2種類があるので、ツインで味わうと楽しい。白は熟成が早く、外側のクリーム色が増すにつれ味の個性も強くなる。黒はやや酸味があるがマイルド。オードブルやデザートに。固形分中乳脂肪は50%。熟成は3~4週間。ヴァランセ同様、ナポレオンの怒りを買って生まれた台形型。ワインは辛口の白かフルーティな赤。
カベクー
原産地:フランス・ケルシー地方
まろやかでフレッシュな味わいの小さな山羊チーズ
小さな山羊チーズの意味をもつ、直径4~5cm、厚さ1~1.5cmの小さなチーズ。表面はでこぼこしているが、中は締まっていてやわらかい。全体的にまろやかでフレッシュな味わい。乳の質の高さがうかがえる。オードブルやデザート、軽食に。固形分中乳脂肪は45%。熟成は10日~1か月。季節は春~秋。牛乳を混ぜたものもある。ワインは辛口白、コクのある赤。
サント・モール・ド・トゥレーヌ
原産地:フランス
細長い個性的なスタイル。輪切りにして召し上がれ
真ん中に1本、ワラが通っているのが特徴。細長いので形くずれを防ぐためだ。表面は木炭粉がまぶされ(まぶさないものもある)、青っぽいカビがおおう。生地は真っ白あるいは薄い象牙色で、きめ細かくなめらか。酸味、塩味、クルミの香りがあって熟成が進むにつれコクが増す。固形分中乳脂肪は45%。熟成は2~4週間。おすすめのワインは辛口の白か赤ワイン。
シェヴリドール・オリーヴ
原産地:フランス・プロヴァンス地方
見た目も鮮やかなオリーヴ模様の楽しいチーズ
見るからにきれいで楽しいチーズ。
山羊乳にクリームを混ぜて作られた生地に、オリーブの実が散らされている。塩漬けされたオリーブのさわやかな味が山羊乳チーズとうまくマッチしていて、口あたりもなめらかだ。固形分中乳脂肪は70%。地中海に面した地方ならではの明るい気分のチーズ。ワインも軽快にロゼやフルーティな白など。
このページを見た人は、こんなページも一緒に読まれています!
- チーズの名前から産地や原料・歴史がわかるまとめ
- チーズの歴史は想像以上に古くてエジプトの壁画にも登場
- チーズと相性のいいパンとワインの美味しい組み合わせ
- チーズのタイプごとにおいしい選び方と食べ頃を教えます
お問い合わせ/サイトマップ
Copyright © 2020 チーズを徹底比較!販売されているメーカーと商品を比べた結果 All rights Reserved.