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1.チーズには大切な栄養素がいっぱい
チーズは栄養価の高い食品です。たとえば、タンパク質は血液や筋肉や細胞など人間の身体の組織を作るために欠かすことのできない重要な栄養素ですが、チーズは身体に必要なアミノ酸をバランスよく含んだ良質のタンパク質の宝庫。しかも目や肝臓の健康に関係のあるビタミンAや、疲労回復に効果のあるビタミンB2、そして骨を丈夫にするカルシウムなど、ほかの栄養素もたくさん含んでいます。
ですから、育ちざかりの子どもたちはもちろんのこと、授乳期の女性やホルモンのバランスが崩れる更年期の人たちにとっても、見のがせない食品なのです。
チーズには良質のタンパク質がいっぱい
そのアミノ酸から成り立っているのがタンパク質です。タンパク質は内臓や筋肉や脳や血液などを作るとても大切な栄養素の1つですが、体の中でいったんアミノ酸に分解されて吸収され、再びタンパク質に作り替えられます。
そしてそこに、人間にとって必要なアミノ酸がいかにバランスよく含まれているが、良質のタンパク質であるかどうかの決め手ですが、チーズのタンパク質の特色は、必要なアミノ酸がバランスよく含まれているという点なのです。
2.チーズと健康と美容の関係
スリムでありたい! 細身であることが美の基準である限り、ダイエットは美しくありたいと願う女性の永遠のテーマかもしれません。いや、女性に限らなくても、年齢とともについてくる余計な脂肪は、食べ物か豊富な時代を生きる人にとっての共通の悩みと言えるでしょう。かと言って、過激なダイエットや栄養バランスの悪い食事は、美容どころか健康をも損ねてしまいます。そこで、注目されるのが、健康にも美容にもいいとされる優良食品、チーズ。でもチーズは栄養価が高い分、むしろ太ってしまうのではと懸念する向きも少なくありません。
たいせつな栄養素であるカルシウムは、骨や歯をつくり丈夫にするだけではなく、血液の中で、血圧や筋肉や脳細胞やホルモンの働きを円滑にするという仕事もしています。つまりカルシウムをたくさん含むチーズは、老化防止にも役だっているというわけ。
けれど、見るからに脂肪も多いんじゃない?と、肥満を心配する方も多いかと思います。でも大丈夫。チーズに含まれている脂肪はとても消化吸収されやすくエネルギーに変わりやすいので、脂肪が体につきにくいのです。ですから健康美を保ち老化防止にも役立つ、優等生食品というわけです。
3.不足がちなカルシウムもおまかせの優良食品
脂肪やタンパク質は取れても、なにかと不足しがちなのがカルシウム。カルシウムは人間の骨格や歯を形成するだけではなくて、血液や細胞の中にも含まれて、心臓や脳やホルモンなどの働きを助ける重要な役割を担っています。かつてはイワシの丸干しや目刺しなどの小魚類が日本人のカルシウム不足を大いに補ってくれましたが、最近では食卓に並ぶ回数も少なくなり、カルシウムと言えば魚類よりもむしろ牛乳をイメージする人のほうが多いかもしれません。
日本人が1日に必要とするカルシウム量を牛乳で換算すると3本分(約600cc)。これをチーズに置き換えてみますと、エメンタールチーズで約50g、プロセスチーズでも100g程度という数字。
かなりの量が含まれていることがわかります。カルシウムは骨の形成には必要不可欠な栄養素。最近ではその不足によって起こる骨粗しょう症が問題になっていますが、成長期や授乳期の女性にも欠かせない存在です。
また脳細胞の活性や精神安定にも重要な働きをしており、チーズをうまく生活に溶け込ませて、チーズのカルシウムは吸収率もいいので、一定した量のカルシウムをとりたいものです。
4.ビタミンAとB1、B2もチーズで取る
ほかの食品に比べてもチーズには実に多くのビタミンAが含まれています。
それはチーズの原料である牛や山羊や羊の乳脂肪にビタミンAがたくさん含まれているから。つまり牛たちが大好きな緑黄色野菜(牧草)による効果なのです。それを食べている彼らの乳の中にもビタミンAがたくさん含まれているというわけ。このビタミンには皮膚や粘膜を丈夫に保ち、夜盲症を防ぐといった働きがあり、欠かすと欠乏症になります。
その防止のほか、風邪に対する抵抗力をつける働きもあるので、疲労気味で体力不足のときはビタミンAのたっぷり含んだチーズを食べて、風邪を遠ざけましょう。またビタミンB2もやはり疲労回復に効果があります。
ただしチーズはビタミンCや食物繊維を含んでいない食品です。チーズとフルーツはとても相性のいい食べものとされていますが、ビタミンCや食物繊維を補う意味でも、果物や野菜をチーズと組み合わせて食べることは理にかなっているのです。 忘れてはいけないのが適度な運動。やはり食べてばかりではエネルギーは消化されません。
5.アルコールから肝臓を守ってくれる
人間、とくに現代人にとっての最大の関心事は健康ではないでしょうか。自然食品の摂取に心をくだき、足りない部分をビタミン剤で補給する。そんな現代人にとってピッタリの健康食品が、良質のタンパク質やビタミンA、ビタミンB2、カルシウムをたっぷり含むチーズ。よく酒のおつまみにチーズと言いますが、チーズのタンパク質は肝臓の機能を高めるアミノ酸をバランスよく含んでいます。また脂肪の膜が、アルコールから胃を守るという働きもしているのです。さらに抗ガン作用があるという説もあり、ますます目の離せない食品です。
栄養は満点だけれど、消化吸収されやすい
チーズは牛肉やマグロなどほかの食品と比べても、決して脂肪分の少ない食品ではありません。
たとえば一番脂肪の少ないカッテージチーズでも、牛肉とほぼ同程度の脂肪があり、エメンタールチーズやクリームチーズに至っては7倍近くもあります。でも、チーズの脂肪はほかの動物性脂肪に比べて、ずっと消化吸収されやすいのが特色。ですからすぐにエネルギー源に変わって、体につきにくいのです。
また脂肪は胃壁の膜となり、胃をアルコールから守るという働きもあります。チーズがアルコールのおつまみに適していると言われるのは、そういう合理的な面もあるからなのです。さらに、チーズのうまみの1つでもあるアミノ酸は肝臓の働きを助け、アルコールの分解を良くすることが知られています。
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